3rd day:Sherlock Holmes Museum

三日目後半シャーロックホームズ巡り、最後はやっぱりBaker Street!

eustonsq-bakerst

ユーストンスクエア駅から、ベイカールーラインに乗って2駅です

bakerst_1

ベイカーストリート駅はイギリスの地下鉄駅の中でも歴史が古くて、かなりノスタルジックな雰囲気です。1868年に世界初の地下鉄がロンドンに開業したときに最初の区間の駅としてつくられたのがこのベイカーストリート駅です。木の質感とか歴史を感じさせるものが多くて素敵でした。

221b-

駅を出たら早速こんな看板が!右ですね!thanks!

around_221b around_221b2

さすがはベイカーストリートで、こんな風にホームズをフィーチャーしたお店がたくさん。ただこのシルエットで有名なディアストーカー(鹿撃ち帽)や曲がりパイプは、作中ではほとんど出てこないんですよね。あとからついたイメージがここまで広く知られているというのも不思議な話です。

さて、ようやくシャーロックホームズ博物館のある、正真正銘本物のベイカー街221番地へやってきました!めちゃくちゃ人がたくさん!まさかの並んでるんですよ!びっくりしました。並んでる人の中には日本人がたくさんいるし(るるぶ持ってるお兄さんがいた)さらにチケットを買ったら日本語のパンフレットがあるし、いかに日本人がホームズ大好き(イギリス大好き?)かが分かりました。私たちもそんなジャパニーズのひとりでしたけどね!

museum

実はドイルがホームズものを書いていたときベイカーストリートに221番地はなくて85番地までしかありませんでした。だんだんと増えるうちに、221番地が出来たんですがそこに「ホームズへの依頼」が頻繁に届くものだから、それにお返事を返すという役割がこの221番地には課せられていました。のちにSH博物館になってからも手紙は届き続け、それらはこの博物館にちゃーんと展示されています。日本人からの手紙もけっこう来てた!もちろん英語で

door_of_221b

正面。山高帽と鹿撃ち帽がセッティングされていて、この扉の前で観光客は記念撮影をすることができます。この写真には写っていませんが入り口の案内をしてくれるのはスコットランドヤードの警官のコスプレをした男性。一緒に写真も撮ってくれます……が私はさすがに撮る勇気はありませんでした!

まずはホームズの自室です。

bed

ベッド。長身の彼にはいささか小さいのではないかと思ったり(笑)

デヴォンシャー地図

何気なく見たらデヴォンシャーの地図が!「バスカヴィル家の犬」の舞台ですね。

その奥が居間。つまりふたりの共有スペースです。部屋の全景写真がない!なんてことでしょう

食卓

隅に置かれる食卓にはキャンドル…他意はないのでしょうが、どうしてもBBC版を思い出してしまう私。向かい合うのではなく角に座るという配置もBBC版第一話と同じなので、もしかしたらBBCスタッフはこれを意識していたのでしょうか…窓際だし。それにしてもどっちにホームズがすわるんでしょうかね?

マントルピースが助けてって言ってる

暖炉枠のマントルピースには「マスグレーヴ家の儀式」でホームズがぶっ刺したナイフ。ペーパーナイフを木に突き立てちゃうあたりなかなか怪力です。

ペルシャスリッパ―片割れ

その下にはペルシャ風スリッパー。もう片方はタバコ入れにされて隠してあります。それも見つけて写真撮ったはずなのに見つからないのですが……撮ったのは夢だったのかな

ストラディバリウス!

こちら居間のすみっこのホームズ用スペース!そしてストラディバリウス!棚には薬品が所狭しと並んでいました

パイプ

パイプたち。作中でホームズが使っている描写に一番近いのは右端のまっすぐなやつのような気がします。まあ、描かれてないだけで色んなの使ってたとも考えられますけどね。

VR

退屈すぎたホームズが壁に銃痕で描いたVRの文字。SHERLOCKを見る前は、ホームズが当時の元首であったヴィクトリア女王を讃えて撃ち込んだ言葉を、現代版ならなんとするだろう??って思ってましたが、意外と中立にスマイルマークでした。退屈なホームズが心に浮かんだ最初の言葉を書いたのだとしたら、平和なスマイルを思い浮かべたシャーロックは平和主義なのでしょうか。なんにしろかわいい

次は3階のワトスン先生の自室。

ホームズ先生これはなんですか

初っ端から、こ、これは一体…? どうみてもおまる。19世紀にはそんな習慣があったのでしょうか?(勉強不足) ちょっとホームズ大先生、これが何なのか教えてください…

肘掛け椅子

その横には、シドニー・パジェット氏の挿絵に登場する肘掛け椅子が!これは挿絵から再現したものなのか、もともとあったものが挿絵に描かれたのか分からなかったのですが、作中でもホームズが腰かけるのはほとんど決まって「肘掛」のある椅子だったので、(その肘掛に肘をついてお決まりの考え事ポーズ)この椅子は妄想が膨らみました(笑)

ワトスン先生の手記

ワトスン先生の手記。ホームズの「伝記」のためのメモと草稿といった感じでしょうか。挿絵のように描かれている奇妙な絵をみてピンときたんですが多分これバスカヴィルですよね。ページ冒頭の10月17日をヒントに正典をめくってみたら、やっぱりそうでした。この絵はまさに、月を背にして怪しさ満点だったホームズのようです……(笑)

ワトスン先生のかばん

ワトスン先生の机の下に、銀行に預けてあるはずの「伝記」を保管した箱が!黄色いペンキで名前入りです。

ホームズの軌跡たち

ホームズの軌跡たち2

ホームズ譚を振り返る置物や凶器の数々…。”技師の親指”の模型とかもあったのですがなかなかグロかったので写真は割愛です。部屋の再現が途中から物語の博物館的要素が強くなってきました。

SHからの手紙

ホームズからワトスンへの手紙。書き出しのMy Dear Watsonの文句や字体がめちゃくちゃ綺麗でときめいたんですがよく考えなくてもこれ書いたのホームズ本人じゃないんですよね。だって架空の人物なんだから。221Bにいると本当にここで暮らした人の部屋を見ているみたいな気分になってきます。

突然の日本語

ふと顔を上げたら、ホームズ物語に登場する小道具についての説明が。しばらくして、「あれなんで日本語?」 日本の熱心なシャーロキアンが寄贈でもしたのでしょうか?ほんとに日本人ホームズ好きだな!突然現れた日本語に驚きほっこりしました。

養蜂家ホームズ先生

サセックスで隠遁生活を送るホームズが養蜂について解説した本。まさかこれまで再現されているとは…。ホームズって凝り性なんだなあと、タバコの灰や足跡について研究してるときにも思いました。じゃなきゃ探偵なぞやってられないでしょうが。

フランスから

フランス政府から授かったレジオンドヌール勲章。イギリス王室からの爵位は辞退してるくせにフランスからの勲章はもらっちゃってるこの矛盾。どういうことなんですかホームズ先生!

3階は蝋人形で再現される名シーンの展示でした。たくさんあったのですがなかなか怖かった。

モリアーティ教授

モリアーティ教授

給仕ビリーくん

給仕のビリー

ビリーについては何話か言及されているので一定期間ホームズの身辺の世話をしていたと思われるのですが、いったいこんな小さな給仕がどんな心の慰みになってたのか気になるところです。ドイル先生時々何狙ってるの!?って書き方してくるから困ります。(わたしが)

さて1階に戻りお土産屋さんで相当友人を待たせたあと、名残を惜しみながら次なる目的地へと移動するためベイカーストリート駅へと戻ります。

baker st station wall baker st station wall2

ここで駅の名物、タイルアートを発見!ホームの壁のタイルが一面ホームズのシルエットに!愛ですね…!

そして再びベイカールー・ラインで今度はピカデリーサーカス!!!

piccadilly circus1 piccadilly circus2

ピカデリーサーカスといえばBBC SHERLOCKのオープニング映像でお馴染みの!あのアングルを目指して撮ってみましたがちょっと違う…?TDKやらSANYOといった日本企業の広告が並んでいる風景を期待していたんですが、ここ数年のうちに韓国の企業広告に取って代わられてしまったようです。残念…。

そして向かったのはおもちゃ屋さんの「ハムリーズ」

hamleys1 lego

lego sh

レゴでできたエリザベス2世と王冠(まさにダイアモンドジュビリーの年だったので!)

巨大ホームズの姿まで!!

ウォンカ社のチョコレートじゃないお菓子とかも色々売っていて見るのがとても楽しいお店でした

selfridges

最後にセルフリッジというデパートでお土産のお買いものと夜ご飯。このデパート、なんと1909年創業。荘厳でかっこいい建物でした。(と言って入り口の写真しか無いあたりが素人クオリティ)

wedgewood

ただいまー!こちら今更ながら宿泊したWEDGEWOOD HOTELさん。お世話になりました。

戦利品TV

本日の戦利品 だ!シャーロック・ホームズ博物館で、悩んだ末にSHERLOCKのUK版DVD(各£15)をS1とS2両方購入。これだけそろえるのに日本ではいくらかかるやら…日本語字幕がない不自由さなんて文句言ってられないお値段です。しかしこれを買おうと決心して棚から手に取った瞬間、隣にいた英国紳士様が心配そうに、「そのDVDリージョン大丈夫かい?」と声をかけてくれました…。日本とイギリスは幸いなことに同じDVDが再生できる仕様だということは地球の歩き方で確認済だったのですが、なんと親切な紳士…!テンパった私の代わりに友人が説明しお礼を言ってくれました。とっさに喋れない私。

そのあとレジのお姉さんにも「これイギリス専用だけど大丈夫ですか?」的なことを聞かれ、大丈夫です確認しましたと、言葉にはできないので目で答えておきました。嬉しいけどとっさに英語でないの!ごめんなさい!笑

そんな苦労をして手に入れた2本のDVDを部屋に備え付けてあったTV(MATSUI製…???)で鑑賞会。初見の友人に夢中になって説明したりの夜で満載だった3日目は終了しました……。

1st day:NRT—>LHR

ハリーポッター好きの友達と、スタジオツアーが完成したらイギリスに行かなきゃ!と話し始めたのは、去年の夏ごろ。旅行を決めてから、じゃあイギリス文学でも読もうかと思って手を出したシャーロックホームズにもはまってしまったのが今年の春ごろ。

そのときは素人が海外旅行を組むことの大変さをよくわかっていなかったし、それを理解してからはちょっと無理なんじゃないかと思ったときもあったから、ほんとに行って帰ってこれたなんて、ちょっと今でも信じられません。

でも、自分たちの好きなことだけ詰め込んだ旅、本当に楽しかったです。完全にロンドンの中だけにしか滞在しませんでしたが、4泊6日かなり充実でした。

20歳を目前に控えた大学生二人組の無謀なロンドン旅行の記録、まずは成田空港から。

2012年9月20日 エールフランス 9時55分発パリ行きの飛行機でロンドンへの旅は始まりました。

チェックインの長い列が。初めての個人旅行だったので、  やることなすこと不安だらけ。でもまだこの時点では日本語が通じたんだから、まったく甘えたことばかり言っていたような。

海外旅行自体は3回目の私でしたが、乗り継ぎ便ははじめて。何をしなきゃいけないんだろう? よくわかっていないまま、12時間近いフライトの始まりです。

機内の映画で”The Pirates! Band of Misfits”を見つけておおはしゃぎ。字幕なんて便利な機能はさすがにないので、マーティンの声を聴くためには英語音声で見なければ……(イギリスに行くというのに英語オンリーにびびる私) どのキャラの声をあてているのかも知らなかったので、おそらくこいつだろうと思いながら見てましたが、さてあってたのかな?

あってましたあってました。調べてみたら吹き替え時の動画がひっかかって、マーティンの百面相アフレコがあまりにも可愛すぎてむせました。→http://www.traileraddict.com/trailer/the-pirates-band-of-misfits/production-b-roll-martin-freeman

あと、そのあと”WAR HOUSE”も発見!こちらは日本語吹き替えで見ました。いやあ…とても素敵な映画でした。素直に泣けました。ベネ様軍人似合うなあなんて思いつつ、日本語吹き替えのしっぶいおじさん声にちょっと笑いながら、最後まで一気に見ました。あ、最初の方に悪い顔したデビット・シューリスさまも出てました。

さてパリに17時ごろの到着です。エールフランスさんお疲れ様です。

シャルルドゴール空港!

かっこよすぎますね。フランスはイギリスの次に好きな国なので、乗り継ぎとはいえ足を踏み入れられて嬉しかったです

ヒースローについてからでは時間がないからと、シャルルドゴールで夜ご飯を調達。Le Oscarなんて、さすがパリです。

ラデュレ!素敵なマカロン屋さんです。以前フランスに行ったときに買いそびれて後悔していたので、ここは潔くどどーんと6個買ってしまいました!日本では銀座で買うことができますが、さすがにお高い。ユーロに余裕があったから買えましたが、日本では買う気になれないお値段です。日持ちするか知りませんがそのまま日本まで持ち帰り、おいしくいただきました。笑

さて、エールフランスに再びお世話になり、とうとうロンドン入りです!夜のフライトだったので、夜景がそれはそれは綺麗でした。

↑上空からのパリ

↓上空からのロンドン 左上は飛行機内が反射しているだけで、心霊写真や妖精さんではないのであしからず。

さて、女二人旅、ここからが勝負でした。到着からしてすでに20時55分ということで、入国審査の長い列を抜けて晴れてイギリスの地に足を踏み入れたときにはもうとっぷりと陽も暮れていました。

空港のターミナル1・2・3からパディントン駅まで直通の「ヒースローコネクト」に乗車し、まずはホテルに到着が遅くなる旨の連絡をします。(こう一言で書いてしまえばそれまでですが、海外設定の携帯電話を初めて使う機会だったので、かけ方がいまいち分からずになかなかホテルに繋がらないというハプニング。ひとまず旅行会社の緊急連絡先を頼ってかけたところまさかの回線混雑中で、折り返しを待つことに。そのあとなんとかホテルに繋がりました。しかし折り返しの電話はコネクト乗車中には返ってきませんでした。こわすぎる。)

さて、パディントン・ベアーで有名なあのパディントン駅に到着し、バスに乗車するために「オイスターカード」を購入に走りました。スーツケースを持っているうえにすでに22時を回るころ。もう焦る焦る!!旅行を通して何も怖い経験はしませんでしたが、この時の警戒心はMAXでした。

まずオイスターがどこで買えるのかわからない。→チケット・カウンターに行ってきいてみる。→「地下だよ」「thank you!!!!」→あったこれだ!→紙幣使えない…だと…→仕方ないクレジットカードで…→「お使いのカードは使用限度額を超えています」「なん…だと…?」

前途多難すぎる!

仕方なくちょっとお高くつきますが、バスには片道チケットで乗ることにしました。落ち着いてまず適当なものを買って紙幣を硬貨に崩してからバス停に向かいます。なんだか治安の悪そうなところだ…はやくバス来い!バス!来た!よし乗れ―!!! というわけで乗車した赤いダブルデッカーバスですが、行き先のアナウンスに耳を澄ますうちにみるみる不安になってきました。オックスフォードサーカス?え、それロンドン中心部に向かってませんか!?ホテルは西のほうなのに、えっ!?!?

完全に取り乱した私の代わりに頼れる相方が、運転手さんに行き先を印刷した紙を示して、このバスがそちらに向かうかを訊いてくれました。

……はい。間違えて反対方向に乗っておりました。ロンドンバスには何本ものラインがあって、すべてに番号がついています。番号自体はあっていたのですが、なぜ行き先も見ずに乗ったんでしょうね。焦り過ぎです。

運転手さんは「いい?7か23ならそこに行くから!今から乗るべきバス停まで行って見せてあげるから!7か、23だよ!!」と親切にも道路反対側にバス停が見える位置で私たちを下ろしてくれました。走り去るリバプール行きバスに手を振り、横断歩道(終日押しボタン式)を渡って、数分後に現れた23番バスに乗ってようやく正しいルートに入ることができました。

この時点で、ホテルに遅れると伝えた23時30分すら過ぎていました。到着したバス停からは、迷うことなくホテルに到着。ほっと胸をなでおろしたら、「あれ…っ、ドアがあかない…」ここにきてホテルに入れない?まさかと思いましたが、ブザーを鳴らしたら中から”Just push!!”と男の人の声。ドアノブが回らなかったので鍵が閉まっていると勘違いしただけで、少し回してから思い切り押せば開きました。すっかり24時近くになっていましたが、ちゃんとチェックインできて部屋の鍵をもらうことができました。

評判のよくない安宿でしたが、おもっていたほど悪くない!テレビもつくし!毎日つけたらBBCが見れるなんて幸せだなーと思いながら、長かった一日目は(物理的に36時間あった)ようやく終わりを迎えました。